かごんまの色について

未来へつなげたい地域の色

私たちの生活環境を取り巻いている色。

色は身近な視覚情報であるとともに、風土や文化と密接に結びついた貴重な地域資源でもあります。
山の色、海の色、土の色、樹木の色、食べものの色、生きものの色、ふるさとの言葉に対して抱く色など...。
当たり前だと思っている地域資源とその色は、私たちの心に留まり、願いが込められ、
あなたと私をつないでいます。
しかし、地域資源そのものがなくなれば、その色は、二度と取り戻せないかもしれません。
ふるさとの地域資源から地域らしい色(ローカルアイデンティティカラー)を再発見し、
かけがえのない、彩り豊かな地域らしさを未来の私たちへとつなげていきませんか。

 

鹿児島大学 環境色彩学研究会(代表:牧野 暁世)では、どこにでも存在する身近な「色」に着目し、色を活用した地域ブランディングの研究をしています。

これまでに鹿児島県全域から選定した地域資源の色を調査するとともに、「かごんまの色総選挙」、「かごんまの色60人会議」、デザイナー・職人へのヒアリングなどを行い、地域のアイデンティティとなるような色づくりを皆様と進めてきました。

それらをまとめ、この度「『かごんまの色®』【まっぽしトーン編】」を作成しました。これは、「かごんまの色総選挙」上位色を参考に設定された18色を掲載しています。

ひとつひとつの色には、本学学生4人を含めた本研究会制作によるオリジナル色名やカラーストーリーを付しています。

ユニークなカラーストーリーを通じ、新たな鹿児島の魅力に思いを馳せることができるでしょう。

あわせて、様々なデザインで活用できるよう色彩値を記載しました。

かごんまの色®が、地域特産品のパッケージデザイン、ホームページ、ファッション、インテリアなど様々なものに鹿児島らしさを付加する際の参考となることを期待しています。

本研究成果が持続可能な地域づくりに役立つことを本研究会一同、心より願っています。

PDFは、以下からダウンロードすることができます。(202101第2版第1刷)

​かごんまの色電子書籍はこちら

かごんまの色®は2020年から鹿児島大学の登録商標となりました。「かごんまの色®」の名称をご利用いただく場合、

利用希望者は鹿児島大学と登録商標使用許諾契約を締結する必要があります。

詳しくはこちら

地域共創による「かごんまの色」の策定

「かごんまの色」の策定にあたり、鹿児島大学環境色彩研究会は多くの方々の協力を得て2016年から調査・研究を行ってきました。

はじめに鹿児島県全域から地域資源色を集めるため、特産品、景観、暮らしなどの領域を考慮して、

138の調査対象を選定しました。次に機会測色、視感測色、印象調査により測色調査を行いました。

そして地域のみなさんが未来へつなげたいと思う色を明らかにするため「かごんまの色総選挙」を行い、

(有効投票数1530)、上位20色を示した「かごんまの色」カラーガイドを試作しました。

このカラーガイドを用いて、様々なデザインの領域やまちづくりに関わる方、高校生や大学生と「かごんまの色」の

活用法について意見交換を​行いました。その中で「鹿児島らしい景観や商品開発を検討する際に活用したい」、

「子ども達に伝え聞かせたい」、「ふるさとの色を眺めながら鹿児島の良さを感じたい」

など貴重な意見をいただきました。これらを踏まえ、まちづくりや色彩の専門家、職人・デザイナーへのヒアリングを経て、

この度「かごんまの色」【まっぽしトーン編】リーフレットを制作しました。